【あなたの人生を変える映画】きっと、うまくいく。 

「きっと、うまくいく。」 皆さんもこの言葉を日々自分に言い聞かせることで、新しい人生の扉が開けるのかもしれません。 今回は、誰もが愛するインド映画の感想レビュー。 そこには、筆者にたくさんのことを教えてくれる人間ドラマが隠れていました。  

簡単な作品紹介

インドで興行収入歴代ナンバーワンを記録する大ヒットとなったコメディドラマ。インド屈指のエリート理系大学ICEを舞台に、型破りな自由人のランチョー、機械よりも動物が大好きなファラン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの3人が引き起こす騒動を描きながら、行方不明になったランチョーを探すミステリー仕立ての10年後の物語が同時進行で描かれる。

  

How I felt

笑いあり、涙ありの感動映画だった。

一見、抱腹爆笑のコメディー感満載のインド映画のように思えるが、そこには、全く違う人生を歩む三人の絆がたっぷり詰まる感動モノだ。

全国のエリートが集まる超難関校の同部屋に、型破りで自由人のランチョー、機械より動物好きの写真家ファルハーン、何でも神頼み臆病者のラジューが集まり、三人の絆は四年感を通して大きくなっていく。

10年後、5年間行方不明になっているランチョーを探すため、ファルハーンとラジューは、とある山奥に行き着き、ランチョーを見つけ出すという物語になっている。

ランチョーは大学主席のエリート。それでも、自分の好きなことを追求するまさに自由人だ。「成功を追いかけるな、優秀であれば成功が付いてくる」というセリフが物語の中で何度も出てくる。学位を取り、エリート校の肩書きを持ち、いい会社に就職すことは、彼にとってはどうでもいいのだ。彼は、好きなことを追求すれば、その道で成功するということを教えてくれる。ここでの成功とは何か、決してお金を得ることではないというのは明らかだった。

また、この物語は、3人の絆を通して、本当の幸せとは何なのかというものを考えさせられる。 「all is well(うまくいく)」という言葉がこの映画の代名詞だ。この世界にいると、ファルハーンのように好きなことより周りの求める要求にだけ答えるようになったり、ラジューのように臆病に生きるが故に自分を苦しめたりすることは決して少なくない。でも、一歩進むだけで世界が変わることもあるんだということを教えてもらった。エリートであれど、人が決めたルールの中で、人が敷いたレールの中でもがき苦しみ、死床で後悔なんて誰もしたくないですよね。ランチョーの生き方は、この映画を見る多くの人に勇気を与えてくれるかもしれない。

また、10年後彼らが再開するシーンは素晴らしいが、その世界は、決してエリートという肩書きやお金で価値を決めることは決してない。人生をいかに楽しみ、親友や家族と過ごす時間がどれだけの幸せをもたらしているのかを教えてくれる。

  ちなみに、all is wellだけを聞きたいならここにYouTubeを貼っておく。 All Is Well [full HD song]  

 

まとめ

インド映画特有のダンスシーンも観ることができる。やっぱり、インド映画には、インドの音楽とダンスがなければインド映画ではないなとつくづく実感する。

改めて、抱腹絶倒の学園コメディ映画ではなく、そこには、誰もが体験する人生の悩みを表現してくれるアートが存在していると言ってもいいくらいに、筆者はこの映画に素晴らしいものを見せてもらった。

きっと、うまくいく。