[人生が変わる映画】天使のくれた時間 

あなたならどちらの道を選びますか?

① 億ションの最上階で毎晩高級食を食べる大企業社長

② 愛するパートナーそして家族と郊外の一軒家で質素な生活を送る自動車セールスマン

間違いなく、私たちが追いかけているのは、前者の方かもしれない。 この映画が、それを教えてくれます。 本当に大切な生き方とは何か、幸せとは何か。  

 

作品紹介

  

ウォール街で成功し、豪華な暮らしをしていたジャック(ニコラス・ケイジ)はある日、突然、違う人生をおくっていた!目覚めるとそこは今まで見たことがない部屋。横には13年前に別れた恋人ケイト(ティア・レオーニ)が眠り、二人の子供のパパになっていた。 「その世界」でのジャックは現実とは全く違うタイヤセールスマンの平凡な夫。やがてジャックに、現実の世界へ戻る時が近づいてくるが…。

amazon prime videoより引用  

  

感想

 

この資本主義経済において、幸せの形がいつの間にか”お金”という紙切れによって決められている。他人より、優れたモノを持ち続け、時代の新しいモノを追いかけていく故に、私たちはモノを消費することに幸せを期待するようになる。 それは、本当に幸せなのだろうか。 愛するパートナーとの時間は何にも変えることができないのではないか。 この映画を観終わって感じた。 そして、このことは、私たちの人生で大切なものを教えてくれる。愛する人と過ごすことがどれだけ幸せなのかと。 ・ ・ ・ ニコラスケイジ演じる主人公ジャックは、13年前に、ある人生の選択をする。 その道を選んだことによって、彼は、NYの億ションに住む凄腕社長になることになる。 欲しいもの何でも手に入れることができた。 ある日突然目がさめると、13年前に別れた恋人と子供2人の4人家族で郊外の一軒家に住んでたのだ。そこには、ウォール街での金持ち生活とは全く違い、自動車セールスマンというサラリーマンの質素な生活が待っていた。 実は、ジャックは13年前に愛する恋人と別れ、仕事の研修を選んでいたのだ。これは、「もしあの時、その選択をしなかったら」という延長線上の世界だ。 彼は、突然の出来事に絶望するが、日に日に幸せを感じるようになる。 子供達が叫び立てる音で目を覚まし、近所の友人とボーリング大会を行い、愛する妻とダンスを踊る、そんなごく普通の当たり前の生活が心地よくなっていき、お金では決して買えない本当の幸せに気付き始める。 人生において大切なことは何か。お金に囚われて大切なことを見失っていないか。 過去の選択は本当に正しかったのか。愛する人との時間を捨てていないか。 いろんなことを考えさせられる映画だ。 結局、ジャックは、元の生活に戻ってしまい、過去を悔やむのだが、彼が望む世界は決まっていた。 本当に大切なものを見つけるために動き出した。

・ ・ ・

 

 

ある程度、裕福な生活ができ、何不自由しない生活であれば、それはそれで素晴らしい世界だろう。しかし、そこにたどり着くまでに犠牲にしたものは数多い人もいる。 そこには、本当に私たちが幸せになる選択もあったと考えると、人生の選択は本当に難しいですね。 人生において、正解はないが、幸せを感じる時間は、決してお金やモノでは消費することができないだろう。そう考えると、この資本主義で幸せに生きるためには、本当に幸せと感じる瞬間を追いかけ続けた方がいいのかもしれない。 この映画は、人生において幸せになるコツを教えてくれた。

 

まとめ

実は、この映画のエンディングロールですごい涙が溢れ出てきたんですよ。 筆者のこれまでの観てきた映画の中でもトップクラスに、人生を変えてくれる映画です。 改めて、人としての幸せを考えることができました。 この映画は、すごく人間の本質的な部分に触れながら、家族と過ごす幸せの形を教えてくれます。2001年の映画でも、永遠に語り継がれる映画だと思います。 筆者も愛するパートナーが欲しいものです。 この映画は、将来について考える意味では、本当に大切なことを教えてくれると思います。 誰にでも、選択するという人生の分岐点はあるはずです。あなたにとっての幸せをもう一度考えながら、選択してみて下さい。 もちろんこの映画は、絶対見ることをお勧めします。