あんたらかっこいいぜ...ファミリー・ビルド 二人の絆

「海の果てには何があるのか?」 なんて疑問もう古臭く感じます。 時代が進むに連れ、私達は、インターネットによりオンライン上でどこにでも行けるようになりました。こんな言葉は、もう時代に合っていない。 まあ、そんなことどうでもよく感じます。 やっぱりロマンは持つべきだ!というのがこの映画が教えてくれた大事なこと。 何いってるかわからないと思うので、是非筆者のロマン心を以下の感想から読み取ってください。 そして、映画を観てください。

作品紹介

一人海岸沿いに住むアブナー(クリストファー・ロイド)。夢は壊れた船を補修し太平洋を渡ること。地面に埋められ悲しまれるより、海で食物連鎖の役に立ち死にたい。そんな父の様子を心配し、娘が様子を見に来るが干渉するなと取りつく島もなく。そんな彼のもとに少年が逃げ込んできて。 amazon prime videoより

 

この映画の感想と印象

普遍的なロマンを感じることができた

ドラマや映画、アニメでよくある「この海には、何があるのだろうか・・・」的なセリフ。正直一度はリアルで言ってみたい言葉ランキングtop10に入りますよ。 まあ、よく主人公が持つ夢や自由さへの探究心を表現するといった感じですが。やはりロマンを感じます。 この映画でも、爺さんが少年と共に海への夢や自由を追いかけるというストーリーなのですが、海に出航するまでの過程の中がすごく男たちのロマンで溢れているなというのが感じ取れました。また、頑固な爺さんから語られる夢が、人間が普遍的に持つ憧れやロマン心をくすぐってくれます。 この映画の登場人物、この映画から出るセリフの一言一言が、なんとも言えない人間の切望に対する世界観を表現してくれてますね。  

二人だけの世界観がたまらない

大工の爺さんと親のいない少年の二人の世界を中心に展開していく映画ですが、筆者の印象では、この二人の世界観が前半は「孤独」で包まれていたものが、徐々に「夢」や「希望」に包まれていくんですよね。 どの映画でもそうですが、世界観が逆転する分岐点の前あたりのシーンって一番ドキドキしますよね。 この映画では、夕日の前で語る場面だと思うんですよ。 爺さんが今まで抱いていた夢を初めて真剣に話す相手に出会えた瞬間ですよね。 あそこのシーンが孤独から希望の世界観への灯火になったのかな〜なんて考えてます。

寂しい、そして自由な映画

シンプルに寂しさを持たせてくれましたね。 ですが、その中に自由を求める潜在的な欲求がある感じがじわじわと伝わってきます。 年の差のある主人公二人が抱く寂しさと自由の葛藤がうまく表現されているのが好きでした。 最後のシーンでわかるのですが、やっぱり夢を求めることってすごく大事なんだなと。 それでこそ、本来の自由が見えるのかなと感じます。  

食物連鎖の役に立つ」

この言葉は、大工の爺さんが、海に出たいことを娘に話してるシーンのあるセリフなのですが、この爺さんは自由への表現としてこの言葉を言われてるように感じます。 「死に方はオレが決める」「自由なままで最後まで生きるぞ」的なニュアンスが伝わってきて、あ〜今までにない自由との向き合い方だななんて感じながら見ていました。 ていうかシンプルに、カッコ良いセリフですよね。 私たちは自然に生かされているのであ理、自然界の食物連鎖という共同体の一部なのであって、そこに人間だけ都合が乗ったものであってはならないと思うんですよ。そんな意味でもこの言葉は深く刺さりましたね。 まあとにかく、自由を象徴してくれるこの映画の好きなワンシーンです。  

まとめ

自由とは如何なるものか。というのを別の角度から考えることができましたね。 世界観が素敵な映画で、瞬間瞬間の情景を楽しみながら見ることができましたし、スッキリ観ることができました。 正直、結末はある程度イメージできていたのですが、過程の中でどれだけ自由を夢見ることが大事なのか、、、そこに商店が当てられているので、一歩一歩進む感じが面白かったですね。 特に、普遍的にロマンを感じたい人にとってすごく良い映画だと思います。  

 

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